人生を変える大切なこと
心配事は失敗する引き金になります
誰でも一つや二つ、心配事はあるものです。お金のことや病気、職場や学校の人間関係、家族のことや恋人のことなど、心配事を数えていくと無数に出てくるかもしれません。
しかしよく考えてほしいのです。
心配事とは、自分のことであれば自分の先行きが不透明で信頼できないということになります。また人の心配をするということは、人への信頼もなく、自分の心の中に人の不安まで持ち込むということです。
「私、来週の受験うまくいくか心配で・・」は受験に対しての失敗を予想しているから心配してしまっているのでしょう。
「恋人が浮気をしていないか心配で・・」と思うなら、恋人のことを心から信頼できず、自分の心にも「恋人は浮気をするのではないか」という思いを持ち込み、嫉妬や不安を増大させてしまいます。このようなカップルは最終的に別れることになります。
親が子供を過剰に心配するのもよく見かけます。「ちゃんと学校で友達ができるか心配で」
というのも親は子供のことを信頼できず、結局、親子で口論になったりするものです。
また心配事は、病気などの症状を悪化させます。少し痛みが出ると「私はすごく悪い病気にかかってしまっているのではないか・・」という思いは、「病気になる」ということに焦点を当て集中した結果、実際に思った通りになっていくのを私も見てきました。
少し熱が出ると心配で不安になったり、テレビで病気のテーマをした番組を見ると、「自分の体にも起こるのではないか」と不安をつのらせます。
心配事は失敗を生みだす引き金にしかならないということです。
誰でも心配事をすべて心の中から消し去ることは難しいかもしれません。しかし心配事は失敗をする引き金になると知っていたら、その思いをはねのけることだってできます。
痛みが体に出ても心配することなく「私の体は強く、健康にどんどん近づいている」と
98ノートに記してください。
もし痛みが激しくなったら治療はドクターに任せ、あなたは心配しなくても良いのです。
ドクターは症状の緩和や、傷の手当てはできるかもしれませんが、病や傷を完治させるのは、本人でしかできないのです。
ドクターは切り傷を糸で縫うことはできますが、傷口をふさぐのはあなた自身です。
ドクターは癌を切り取ることができますが、それ以降癌細胞をつくらないようにエネルギーを健康に向かわせるのはあなたです。
他人の人生や病を心配する必要もありません。
ただ98ノートに、「いついつ・・その人と楽しく笑って過ごすことができました」と記せばいいのです。
その思いは、心配して悪い方向に進ませるものではなく、良くなる方向にエネルギーを授けることになるでしょう。
あなたはもうすでにエネルギーの存在と気が付いているはずです。心配事をあなたの人生から手放し、安心、信頼できる人生を過ごすことができるのです。