私はほとんどと言っていいくらい、ニュースを見ません。もしかしたら、世間からは少し時代遅れなのかもしれません。

しかしニュースを見ないで、困ったことは一切ありません。反対に良い気分を保てています。テレビニュースの多くは、殺人事件、窃盗事件、詐欺事件、政治問題、芸能人のトラブル、株価の下落など、なかなか明るい話題がないのです。

ニュースは恐怖大全集みたいなもので、私たちは恐怖にさらされると「私にも起こるのではないか・・」と自分に起こっていない問題も心に持ち込んでしまいます。

小学校の登校時に子供の誘拐殺人事件が起こると、全国の小学校で親が付き添って登校するようなケースも過去にありました。子供の安全を大人が守ることは、本当に大切ですが、異常なくらいに心配や不安をつのらせてしまうのもテレビの恐ろしさです。

政治家の汚職事件があると「政治家は裏で何をやっているのか信じられない」という意見になってしまいますし、詐欺事件はその手口を全国に広め、国民の不安をあおります。

私たちは悲惨なニュースを見れば見るほど、恐怖と不安をつのらせ過ごしてしまいます。

良いニュースより、悲惨なニュースのほうが心に持ち込まれやすいことを、良く理解するべきだと思います。そのような状態が自分の中にあると、せっかく98ノートに記したことも悪く考えてしまう癖が抜けず、打ち消しの心が働いてしまいます。

またニュースではなくても「病気」をテーマにした番組も非常に要注意です。
「この病気・・あなたは大丈夫ですか？」といった、不安を感じさせる番組もあります。
健康体の人が、病気を心配しすぎることによって、より体調を悪化させ病気の引き金をつくってしまうこともあります。

98ノートに「私の体は健康体で、毎日体調が良い」と書いたなら、自分の思いを信じてください。
もし現在、病気を持っている人は「私の病気が快復に向かい、体調が良くなってきた」と書いて、それを心から信じていると、免疫力が上がり改善していくことでしょう。
ニュースだけではありませんが、マスコミが報じるものは自分で選んで見ることが大切です。いつでも不安と恐怖に自分の心がさらされないようにしてください。