私たちは人から褒められると、少し照れもありますが非常に嬉しいものです。
会社の上司や教師などになると、人を褒める重要性を社会に出て実感します。
誰でも褒められて伸びるところがたくさんあります。けなされながら歯を食いしばって頑張ってもなかなか継続しなかったり、がんばる元気がなくなってしまうものです。

褒められるという行為は、人を成長させ精神的な安定と自信をもたらしてくれるものです。

しかし毎日あなたは誰かに褒められているでしょうか？会社の上司や同僚、親や兄弟、恋人や友人など、どれだけ仲が良くても毎日、褒められることはありません。
どんな素晴らしいことを成し遂げた人でも、毎日褒められて生活している人は少ないものなのです。

また反対にけなされることが多かったり、自分で自分に自信が持てなくて、自分自身をけなしたり、責めたりする人も中にはいます。そうした時間が長期的に続くと、向上意欲が少なくなり、免疫力が低下してきます。その結果、自分の持っている本来のエネルギーが発揮されなくなってしまうのです。

だから毎日、自分をいっぱい褒めてあげることです。
家に鏡があれば誰でも今日から自分を褒めてあげることができます。どんな些細なことでもいいのです。どんな内容でもいいのです。

鏡の中にいる自分は、98ノートに記した内容を的確に演じてくれるあなたなのです。

「今日も頑張ったね、本当にありがとう！明日も頑張ってね！」
「いつも奇麗だね、あなたみたいな魅力的で素敵な人はなかなかいないよ」
「元気がみなぎっているね！あなたを見ているとこっちまで元気になるよ！」

こういうように、鏡の中の自分をいっぱい褒めてあげることです。

また98ノートに記して、まだ叶っていないことでも成果を生むのに大きなエネルギーを与えます。

「思っていたお金が手に入ったね！おめでとう」
「病気が快復に向かっているね、あなたの免疫力は素晴らしいよ」
「やりたい仕事と、良い職場に出会えたんだね！あなたの能力を評価されたんだね」
「良い人たちに囲まれて素敵な性格だね、あなたが人を惹きつけるんだね」

こう言って褒めてあげることです。

始めは少し違和感があるかもしれません。しかし慣れてくると鏡の中の自分が別の人に感じ、本当の自分に対して向けられた言葉であるという確信が持ててくるでしょう。

そうなると心が穏やかになり、笑って会話することになります。そしてその内容は心の深いところに届き、必ず言葉で出した通りの方向にエネルギーが働くのです。

毎日、鏡の前に数分間だけです。少しテレビを見る時間を削って、自分自身をたくさん褒めてあげることをお勧めします。